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春の花と表彰台
執筆者の写真みなせ

撮影当日のルーティン

はじめまして、平成.EXEでカメラマンを担当しています、みなせです。 旗揚げ公演から写真撮影を担当し、このたび正式に劇団に所属することとなりました。 もともとは主宰の藤松さんの個人活動の中でカメラマンとして出会い、撮影のご依頼をいただいたことが、この団体との関わりの始まりです。


カメラが趣味だった私が「カメラマン」という肩書をいただくことに、まだ実感が湧きませんが、少しでも団体の活動に貢献できるよう取り組んでいます。 今回は撮影のルーティンについて、少しご紹介させていただきます。


まず大事なのは機材の準備です。 バッテリーやメモリーカードの確認をはじめ、ストロボ、三脚、アンブレラなどがちゃんと使用できるか、できる限り前日までに確認を終えるようにしています。 また、当日の入り時間とスタジオまでのルートも合わせて確認しています。 なにせ、朝が苦手なので。


機材は、三脚2本、クリップオンストロボ2つ、トランスルーセントアンブレラ2本を使っています。 大抵は三脚をストロボ用に使い、カメラは手持ちにしています。光源の数は撮影の状況に応じて使い分けています。 現在ライティングを勉強中で、もう少しパワーのあるストロボやソフトボックスが欲しいな、などと日々考えています。 できるだけ環境を整えて、被写体が「盛れている」、つまり被写体の魅力を120%引き出せるように頑張っています!


撮影現場では、演出を担当している八木さんやキャストの皆さんに撮影イメージを伺います。 世界観をつかむためにも大切な作業ですが、被写体にリラックスしていただくことが第一の目的です。 やはりカメラの前に立つのは緊張するのだろうなと感じることもあり、コミュニケーションを大切にしながら人間関係を築くように心がけています。 過去には、撮影を重ねていくうちに「写真を撮られることが少し苦手だったけど、以前より気にならなくなりました」と言ってもらえたり、「自己肯定感が上がる現場」と言っていただけたこともあり、とても嬉しく思いました。


また、撮影の際に役について質問をすると、キャストさんの中から役の輪郭がふわりと浮かび上がるような瞬間があります。 その時、レンズの向こうで既にお芝居が始まっているのだとはっとさせられます。大好きな瞬間です。 こういった瞬間をなるべくたくさん引き出して、より良い舞台作りのお手伝いができればいいなと思います。


撮影が終われば、あとは孤独な現像作業です。 より素敵な写真だと思ってもらえるよう、細かい部分を調整します。 本当は撮って出しで素晴らしい作品にしたいのですが、この部分は引き続き研鑽していきたいと思っています。


これまでは本番を見て初めてお芝居の全容を知ることが多かったのですが、今後は作品との関わり方も変わってくると思いますので、さらに作品の魅力を引き出せるよう、頑張っていきたいと思います。 写真から団体の雰囲気が伝わる、そんな写真を目指していきたいです!



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