私、やっぱり前に立ちたい人間らしい
- 藤松えいら

- 6月27日
- 読了時間: 3分
みなさん、こんにちは。とうまつです。
気づけば『M・P・D・G』の終演から8か月が経ちました。出演をお休みしてからは、平成.EXEでは主に支える側として活動しています。この期間思っていた以上にたくさんのことを考えました。
平成.EXEのこと。メンバーのこと。自分の生活のこと。そして、これからの人生のこと。特に考えていたのは、「藤松えいらの団体」という見られ方について。私はずっと、平成.EXEをもっとチームとして知ってもらいたいと思っていました。魅力的なメンバーがいて、面白い作品を書く人がいて、それぞれが創作活動をしている。だから私個人ではなく、みんなを知ってもらいたい。その気持ちはもちろん今も変わりません。ただ、この半年を振り返ってみると、その気持ちが強すぎたのかもしれない。いつの間にか「自分が前に出ること」と「みんなを知ってもらうこと」を別のものとして考えていたように思います。
でも本当にそうなんだろうかと最近思うようになりました。
もし私自身がもっと活動して、もっとたくさんの人に知ってもらえたら。もし平成.EXEという名前がもっと広く届くようになったら。そのときは自然とメンバーや作品にも興味を持ってもらえるんじゃないだろうか。最近はそんなふうに考えています。
もちろん、みんなにはみんなの人生があります。仕事もある。家庭もある。挑戦したいことや夢もある。それぞれのペースがあって当然です。だから誰かを焦らせたいわけではありません。むしろ変に焦っていたのは私の方だったのかも。公演を重ねるたびに、もっと知ってもらいたい、もっと広げたいと思っていました。
でもその焦りの裏側には自分自身の将来への不安もあった気がします。活動の外にある自分の仕事や生活のこと、夫婦のこと、両親のこと。半ばアイドルのようになりつつあるモデルの活動を休止する時期や俳優として戻るタイミングのこと。脳みその中にそういうことを考える変な隙間ができたのもあって最近はちょっとだけ深刻に考えなりました。だからこそ、「今できることをやらなきゃ」という気持ちが強くなっていたんだと思います。
ただ、そんなことを考えながら半年過ごしてみて、ひとつだけ分かったことがあります。
私は演劇が好き。本当に好きだった!
前に立つことも好きだし支えることも好き。
企画することも裏方の仕事も。
でも、だからといって前に立たなくていい人間ではなかった。
振り返ってみると自分がいちばん輝いていたなと思う時期は大抵がむしゃらでした。無茶もしていました。悔しさとかもバネにしていました。負けたくなくて動いていた部分は強かったと思います。決して綺麗な理由ばかりではなかったけどその泥臭さのおかげで辿り着けた場所もたくさんあったと思います。
休むことの大切さもこの数年でようやく覚えました。自分の身体はひとつしかないことも分かっているので昔みたいに無限に走ることはできないけど。必要以上に自分を抑える必要もないんだろうなと思うようになりました。みんなのことはこれからも知ってもらいたいし、平成.EXEのことももっと知ってもらいたい。そして同じくらい私自身のことも知ってもらいたい!私はやっぱり前に立つ人間らしいので、だったら遠慮せずにちゃんと前に立とうと思います。
人生の中でこれからいろんなイベントがあると思います。直近の人生の目標は母になること。絶対今自分が想像しているよりも大変なことだと思うけど、それでも私はきっと演劇を続けます。また堂々とみんなと一緒に板の上に立つために。
ただし今度はもう少し賢く休む予定を確保する
変わらずがむしゃらに進んでいこうと思います。

牡蠣T





