舞台『聖人』を終えて
- 山下歩夢

- 5 日前
- 読了時間: 2分
※今週の山下歩夢の『生態』はお休みです。

皆様、お疲れ様です。団体メンバーの山下歩夢です。
舞台『聖人』の終演から一夜明けまして、感想的なものを語らせていただこうと思います。
今回、僕が演じさせていただいたのは佐原義哉という大学生でした。
多くの人に慕われ、聖人と呼ばれる篠原さんに対して恨みのような感情を抱いている人物です。まぁ、嫌なことをたくさん言いました。人を嘲笑したり、煽ったり。
主催である藤松さんだったか、八木さんだったか、もう覚えていないのですが、この舞台のお誘いがあった時に「嫌な人をやってもらうかも」と言われました。
正直、今まで僕が演じてきた人間たちは、元気で、優しくて、よく笑って、みたいな性格や仕草をする人たちでした。でも、今回は他人から『不愛想』と言われ、尚且つ、故人に負の感情を持った人物。
最初は大雑把でテンプレートな『嫌な人間』をイメージして役を作りました。が、これが間違いでした。
僕は勘違いをしていました。『嫌な人間』というのは誰に対しても『嫌な人間』であり、『何かが嫌い』ならば『その何かの全てが嫌い』だと思っていたんです。
でも、そうじゃない。嫌いにもパラメーターはあるし、嫌いな理由も一つ一つ違う。怒りや、悲しみや、恨みや、辛みや、不満や、不安など、色々なものが複雑に絡み合って嫌いという感情が出来ている。
それに気づいて佐原義哉という人間と向き合った時から、だんだんと掴めてきた感覚がありました。
「その人を知りたければ、その人が何に対して怒りを感じるかを知れ」
ってミトおばさんが教えてくれていたのに・・・。
今回初挑戦だったのは役柄だけでなく、舞台の形式でした。距離感がとにかく近く、人によっては役者が隣に座るなんてこともあるし、何なら話しかけられる。
そして、楽屋はなく、役によっては会場からずっとお客様の前で演技をしている。僕もその一人でした。
もちろん心配はありましたが、楽しく演じることが出来ました。ああいうの生な感じがあってすごく好きでした。頻繁にやるのはちょっと、その、あれですけどもね。
脚本・演出の八木さんにはたくさん相談に乗ってくださり、声をかけてくださり、様々迷惑をかけました。もちろん、それは共演者の方々にも言えますが、役者として成長するにあたり、収穫の多い舞台だったと思います。
改めまして、ご来場いただきました皆様、そしてSNSで拡散してくださった皆様、本当にありがとうございました。
これからもご声援いただけますと幸いです。
以上、山下歩夢でした。




