「平成.EXEって、なに?」
- 藤松えいら

- 4月7日
- 読了時間: 4分
こんにちわ。藤松えいらです。みなさんお元気ですか?
平日は会社で、平成.EXEでは裏方として、eira個人としての活動に日々励んでおります。
タイトルについて、これ最近かなりの頻度で聞かれます。
(元々も演劇企画 平成.EXEでしたしね!)
平成.EXEは、もともと藤松が八木さんを脚本演出に誘い、藤松がフリー活動時代に出会った"また一緒に作品をつくりたい俳優さんたち"に声をかけて始まった企画でした。私の超個人的な「劇団」のイメージって、役者をやりたい俳優がたくさん所属していてしのぎを削り合いながら、先輩後輩の上下関係で序列が生まれたり、人間関係のトラブルを抱えて霧散してくようなもの・・みたいなネガティブなイメージがありました。あと「劇団」って言葉に照れくささもあったりして、「演劇企画」とつけた気がします。
今は、俳優と物書きや絵かきなどを兼ねるスタッフ・俳優が多いなあと思ったのと、私自身が演劇にとどまらず、みんなで何かをつくることが好きなんだ!と気づいたのでいろんな可能性を信じ「creation team 平成.EXE」になりました。技術や専門性の高さを前提にした場所ではなくて、「この人と一緒に何か作りたい」と思える人と作品をつくる場所、「とにかくまずやってみよう!」を大切にしています。なので、関係性はかなりフラットです。メンバーの中に序列はなくて、その時やりたいことやタイミングに合わせて、企画ごとに動いています。
公演は主軸ではあるんですけど、それだけではなくて、写真展に出たり、即売会に出たりもします。その現場で、設営や片付けの連携がやけにスムーズだったりして、「こういうところはちょっと劇団っぽいですよねー」って笑ったりもします。
この団体を作ったきっかけは、少し個人的な理由です。コロナ禍で一度演劇から離れて、会社員として働いていた時期があって、家のことも重なって、「もう演劇はできないかもしれない」と思ったことがありました。それでもやっぱり、もう一度やりたいと思って。どうせなら、自分が出会ってきた好きな人たち、頑張っている人たちと、一緒に作品をつくりたいと考えました。最初は正直、不安もありました。活動を休んでいた人も多かったので、声をかけて集まってもらえるかも分からなかった。コロナ禍という状況でお客様もリスクがある中で公演を行っていいのかなと思っていました。でも千秋楽を迎え、この団体を立ち上げて本当に良かったと感じました。
このチームで大事にしているのは、「人を傷つけない表現であること」と「観てくれた人にとって、お守りのような作品になること」です。それと同じくらい大事にしているのが、メンバー一人ひとりの人生をちゃんと尊重することです。団体の活動に縛られすぎないでほしいですし、それぞれが向き合っていることや頑張っていることも、できるだけ応援したいと思っています。むしろ、そういう個人の活動があるからこそ、このチームは面白くなっていると感じています。なので、いわゆる“劇団”をイメージして参加すると、少しゆるく感じるかもしれません。序列もありませんし、関わり方も人それぞれなので。でも、この距離感だからこそ生まれるものがあるとも思っています。
これからやりたいこともいろいろあって、舞台だけでなく、映像やゲーム作品など、場所に縛られずに楽しめる作品もつくっていきたいですし、ZINEも続けていきたいです。
公演についても、ただ規模を大きくするというよりは、距離の近さを大切にしながら、小さな劇場で長く上演するような形のほうが、今はしっくりきています。
主宰である私自身も平成.EXEがどんな場所かを、きれいに言い切るのはまだ難しいのですが、「こういう団体もあるんだな」とか、「こういう作り方をしている人たちもいるんだな」と、少しでも伝わったらうれしいです。そして、どこかで作品に触れてくれた人が、「またこの人たちのものを見てみたい」と思ってくれたら、それが一番いいなと思っています。
平成.EXEは、今のところ、そんな場所です。





