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春の花と表彰台

『すべてはPOPに帰結するべく』

  • 執筆者の写真: annie
    annie
  • 9月2日
  • 読了時間: 7分
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 ya! 前回コラムから長らくお待たせしました。年初めからここまで、ご新規さんも幾人かおりましょう。ここは平成.EXEのコラムページ。そしてわたくしはこのページの住人、annieです。今回からannieがコラム担当の人として、ありとあらゆる所感をここにしたためていくことになりました。週2で。  多くない!? と思ったそこのあなた、そうです多いです。一回あたりだいたい1500から2000字の文章量にしようと考えているので、一か月でざっくり15000字くらい書くことになります。そう考えるといけそうだなぁ、と気軽に受けた次第ですが、いったいどこまで続くのか。みなさん気が向いたときにこのページを覗いて、「お~まだ走っとるやん笑」と思ってくれたらうれしいです。それではLet's GO。

 で、なに書くの? っていう話なんですが、今回は「幼少期の衝撃的な体験」について書いていこうと思います。  人格形成において、幼少期に体験した出来事は多かれ少なかれ影響があると思いますが、そのなかでも特に衝撃が強かったもの。みなさんにもあるでしょう。あー、あの時のアレって、今の自分になるうえで欠かせなかったなぁと振り返れるもの。良いことでも、悪いことでも。今を生きる自分たちは、過去はすべて結果論でしか語れません。で、あれば、今にとっての良し悪しはさほど重要じゃないというか、でっかい衝撃を越えていま何をしているかが大事だと思うんですよ。そうやって過去をごまかして生きてきました僕は。

 まあそれでも、かつての衝撃って意味を持って尾を引いている節があるので、たまには振り返るのも面白いよなぁって。今日はそんなテーマです。じゃあ文字数稼ぎはここまでにして本題行きます。


 小さいころ、僕はマンションに住んでいました。バブル期の名残がゴリゴリあって、エントランスに行く前に庭みたいなのがあって、敷地の入り口には門がありました。小さい僕は同じマンションに住んでいた友人と、その門の周りで遊んでいました。どっちが見つけたかはもう覚えていませんが、門を閉じた状態で固定する棒が、引っこ抜けることを発見したんですね。それがちょうど2本あった。  当時スターウォーズEP5を観まくっていた僕は、これってライトセーバーじゃんと思いました。だからその棒を使ってチャンバラごっこするのは、当然の流れ。ぶぉんぶぉん言いながらチャンバラごっこが始まる。棒がぶつかるたびに、ガッキンガッキン音が響きました。でっかい金属音がマンションの壁に反響していました。

 そうです、棒はガッチガチに金属でした。鉄でした。いまでも思い出せますが、まぁまぁ重かった。それでたしか、僕のほうが先に飽きちゃった。天性の飽き性が発揮され、勝手に剣戟をやめ、この遊びおーわりってしちゃった。剣士の才能にあふれた友人はその隙を見逃しませんでした。まだ覚えています。友人が急に上段の構えをとったことを。迷うことなく面をとったことを。無邪気な暴力の衝撃を。

 そして僕たちは知りました。金属の棒でチャンバラをするのはとっても危ないことを。頭から血を出した僕は偶然通りがかったマンションのおばさんに救助され、それ以降、門のアンカーを引き抜くことはありませんでした。おしまい。



 というのが、僕が覚えている一番古い「衝撃的な体験」になります。  メンタル的な話とかじゃない。物理。なにが人格形成に関わるんだ。いや落ち着いてください。事実、この件があってから僕の言動はいっそう意味の分からないものになっていったんです。あの衝撃があったから僕の頭は幻想にとらわれあらゆるイマジナリーフレンドを生み出すようになり、いまでも、しもべとかブルーベリーボーイとか病原菌くんとかいう一発ネタキャラクターを作っては勝手に楽しむようになったんだきっとそうだ。この衝撃がなかったらたぶんガリレオみたいになってたと思う。知的を表す例が出てこなさすぎる。くそう、あの衝撃のせいで……!

 ちなみに僕も友人もすごく小さかったので力が弱く、怪我の度合いは全然ひどくなかった。たしか縫ってもいない。どちらかというと、血を見た衝撃のほうがデカかったかも。

 どうでしょう、みなさんは「衝撃的な体験」覚えてますか。それはどんなものだったでしょうか。当時がどんなに最悪であっても、また最高であっても、今となっては過去。僕はこれ以降も「衝撃的な体験」を繰り返して心身ともにボコボコにされながら孤独に近い少年時代を過ごしましたが、ありとあらゆることは、シュールでゆるい可愛さに変換される能力を得ました。それがいま。辛いことは記憶にこびりつきやすいですが、そんなの無視して意味のないダンスを踊って、いつか迎えるエンディングもTikTokでバズる感じの笑える虚無になればなぁって思っています。  ほどよく捨てでいきましょう。そんで一緒に、変な意味のないダンスを踊りましょう。ここはそういう場です。リニューアル初回ということで、目指すビジョンを勝手に共有させていただきました。次回以降は微妙に変な話が繰り広げられます。八木ちゃんの書くストーリーとはまた別ラインの、annieの空間をお楽しみに。bye! annieのX(旧Twitter)絵など上げてます https://x.com/anniethecurr

annieのnote 小説があります


★団体のお知らせ★

10月に公演があります!!!!!!!!!!!!!! 【公演情報】 演劇企画 平成.EXEvol.5 『M・P・D・G』 ■あらすじ 時は平成、200✕年。オタクへの偏見は薄まってきたもののまだまだ肩身の狭い時代。同人サークル『ゆ〜みんつ』の前に美少女ゲームの中から飛び出してきたような魅力的な少女“こいし”が現れる。サークルメンバーのもえひろと“こいし”は徐々に惹かれ合う。 オタクと美少女、正反対の二人の恋の行方は!? ーーーーーーー もえひろが死んだ。突然に。 俺たちは“こいし”が怪異になったPCゲーム『魔法学園みらくる〜んα』のヒロイン“小石川恋枝”だと確信し、敵討ちに乗り出す。 とりあえず霊媒師を呼んでお祓いを試みたものの……。 苦戦する俺たちにひょんなことから手を貸したのは、相容れないと思っていた正反対のギャルたちだった。 【劇場】 ラビネスト高田馬場 〒169-0051

東京都新宿区西早稲田3-27-4

第一キャラット河俣 B1F


(交通:東京メトロ副都心線「西早稲田」駅 徒歩3分. JR山手線/東京メトロ東西線「高田馬場」駅 徒歩8分)


■日時

10月24日(金)19時

10月25日(土)13時★・19時

10月26日(日)12時 ・16時


・受付・開場は開演時間の30分前です。

・上演時間は2時間程度を予定しています。


★本編後・スペシャルミニイベント!

出演者VSお客様対抗クイズ大会(約15分)


■脚本・演出 八木 詠子


■出演・全12名

【W主演】

藤松えいら(演劇企画 平成.EXE)

大沢風琴(演劇企画 平成.EXE)

今村真也

山下歩夢(演劇企画 平成.EXE)

蔵谷日向(演劇企画 平成.EXE)

坪倉楓果

龍瑶

刻里優志

澁谷遼平

笹平るる(オフィスTOPICA)

竜ジン太(テアトルRUI)

岩瀬惇希


■協力

・作品テーマ曲制作:かとう

・小石川恋枝キャラクターデザイン:とうまつ亜種(匿名)

・取材協力:本原一輝(TV東京系 TVチャンピオン「アキバ王選手権」準優勝)

■チケット 9/1(月)20時より販売&予約受付開始

最前 前売5000円 / 当日5500円

一般 前売4000円 / 当日4500円


【お支払方法】

①当日精算

②事前電子決済(※手数料はお客様負担になります)


・ご予約&チケット販売ページ https://tiget.net/users/1684469


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お花やプレゼントについてのご案内

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○お祝い花について○


検討されている方は2025年10月17日(金)24:00までに

eiratomatsu@gmail.comまでご連絡下さい。

○プレゼント・お手紙について○ ・当公演はプレゼントやお手紙のお渡しが可能です。

・受付スタッフまでお申し出ください。

(安全を考慮しスタッフが確認させて頂きます。生もの、手作りのものについては衛生面の観点から受付不可となりますのでご了承下さいませ) --------------------------------- ◾️公演についてのお問い合わせ

演劇企画 平成.EXE 主宰 藤松 えいら 宛までお願いいたします。 eiratomatsu@gmail.com staff

【主宰・制作】藤松えいら

【制作補助・受付】annie

【演出助手】蔵谷日向

【照明】みーや・八木詠子

【音響】水井直樹

【舞台監督】紗乙女つくも

【フライヤー・ビジュアル撮影】みなせ

【広報デザイン・舞台美術】藤松えいら

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