『名も知らぬともだちへ、今さら』
- annie

- 10月3日
- 読了時間: 6分

ya! annieです。この定期連載も始まって一か月経ちました。そこそこ頑張っている感じしますね。そこで今回は、一か月間気にしてくれた奇特な方々に向けてと思いきや別にそんなこともない、いつもカバー絵で描いているキャラクターの紹介でもしようかなと思います。そう、いつも一番上に来てるこの絵も、ちみちみ描いてるんですよ。
まずはこの人。


彼の名前は「boy」
毛が自慢。そして泣き虫。お洋服を上だけ着ているのは彼の矜持です。いつもの絵の中では感情表現を担ってもらっている。
彼が生まれたのはけっこう前です。大学生の時に台本の端っこに書いた落書きが初出。実はこのタイプのキャラクターを100人ぐらい作っていて、boyはそのうちの一人になります。ほかの仲間たちはいずれそういうシリーズで出てくる手筈になっています。
boyは常にぼくの脳のなかにいて、しんどいときに語りかけてきます。「おもちがうまくてベリーハッピー」とか言ってきます。いつごろからか精神的ストレスがかかると、彼のような存在が頭の中にあらわれてどことなくまぬけなセリフを言い残していくようになりました。自慢じゃありませんがぼくは人間社会がすごく苦手で、人といるだけでストレスゲージがぐんぐんたまるタイプです。友人のなかにいても関係なくストレスたまるし、関わりの薄い他人だとなおさら早く限界が来ます。でも学生の時分って、どれだけ存在を薄くしようともなんだかんだ人との関わりが切れないじゃないですか。学校なんて閉鎖空間ですよ。そんなイヤイヤ期ウン十年やりながらまともな人間っぽく振舞い続けて、それもいよいよ限界を迎えたとき、boyがにゅっと現れて肩の力を抜いてくれたんですよね。失敗を慰めるのも、成功をたたえるのも、ぼくにとっては彼と彼らだけで、ぼく自身もわりとそれで満足。当時は彼らにとても救われていた、案外大事なキャラクターになります。
ちなみに今ではだいぶマシな情緒を取り戻して、なんとかコミュニケーション社会のなかで生きていけてます。それでもまだ頭の中にいる、こいつは。勝手にしゃべりかけてくる。そして描くたびに太っていく。そのうち完全な球体になるんじゃないか。彼の体型の行く末にも注目だ。

続いてこの人。
なんと名前がない。特に決めてない。ぼくも知らない。誰……? 描くごとに微妙にデザイン修正が繰り返され髪型もその時の気分で変わる。不思議だなぁ。いま決めよ。誰も知らないしboyと字面が似ているから「nobody」かな。小説書くときもこんな感じで設定を作ることが多々あります。
彼女は賑やかし担当というか、装飾担当というか、ただ自分の好きを出力したところを担っています。boyみたいな意味はあまりないけど、でも必要だと思うから描いている。設定的にはboyの同居人になります。表情はそんなに変わらないけどクールというわけじゃなくて何も考えていないんだと思う、彼女自身も。

ちなみにこのコラムに初めて現れたときはこんな感じでした。だいぶラフに描いてる。時間とともに「こっちのが好きだな」を重ねた結果、線が増えてきましたね。でもこのくらい抜けた感じのほうも好きだったりするので、全体のバランス見てあっちこっち行き来するでしょうね今後。これからもこの人には変幻自在でいてほしい。
さて、いまさらのキャラクター紹介でした。ざっくりいうといつもの二人は、ハムタローとロコちゃんみたいなものでした。
ぼくにとって創作って息継ぎみたいなものです。しないと息苦しくて死んじゃうんです。水の中が嫌になってきたら自分の好きなものすべて詰め込んで出力してみると良い感じになります。ぼくはこれからも息を吸うでしょう。そのたびにいろんなところにいろんな創造物を置いていきます。そのなかで繰り広げられる二人の生活も良かったら気にしてみてください。
bye!
……そういえば10月は本公演! annieの描いたグッズも出るらしいよ! 頑張って作るから、劇場で見かけたら、みんな、買って!!!!!!!!!!!!!!
bye.
annieのX(旧Twitter)絵など上げてます
annieのnote 小説があります
★団体のお知らせ★
10月に公演があります!!!!!!!!!!!!!!
【公演情報】
演劇企画 平成.EXEvol.5
『M・P・D・G』
■あらすじ
時は平成、200✕年。オタクへの偏見は薄まってきたもののまだまだ肩身の狭い時代。同人サークル『ゆ〜みんつ』の前に美少女ゲームの中から飛び出してきたような魅力的な少女“こいし”が現れる。サークルメンバーのもえひろと“こいし”は徐々に惹かれ合う。
オタクと美少女、正反対の二人の恋の行方は!?
ーーーーーーー
もえひろが死んだ。突然に。
俺たちは“こいし”が怪異になったPCゲーム『魔法学園みらくる〜んα』のヒロイン“小石川恋枝”だと確信し、敵討ちに乗り出す。
とりあえず霊媒師を呼んでお祓いを試みたものの……。
苦戦する俺たちにひょんなことから手を貸したのは、相容れないと思っていた正反対のギャルたちだった。
【劇場】
ラビネスト高田馬場
〒169-0051
東京都新宿区西早稲田3-27-4
第一キャラット河俣 B1F
(交通:東京メトロ副都心線「西早稲田」駅 徒歩3分. JR山手線/東京メトロ東西線「高田馬場」駅 徒歩8分)
■日時
10月24日(金)19時
10月25日(土)13時★・19時
10月26日(日)12時 ・16時
・受付・開場は開演時間の30分前です。
・上演時間は2時間程度を予定しています。
★本編後・スペシャルミニイベント!
出演者VSお客様対抗クイズ大会(約15分)
■脚本・演出
八木 詠子
■出演・全12名
【W主演】
藤松えいら(演劇企画 平成.EXE)
大沢風琴(演劇企画 平成.EXE)
・
今村真也
山下歩夢(演劇企画 平成.EXE)
蔵谷日向(演劇企画 平成.EXE)
坪倉楓果
龍瑶
刻里優志
澁谷遼平
笹平るる(オフィスTOPICA)
竜ジン太(テアトルRUI)
岩瀬惇希
■協力
・作品テーマ曲制作:かとう
・小石川恋枝キャラクターデザイン:とうまつ亜種(匿名)
・取材協力:本原一輝(TV東京系 TVチャンピオン「アキバ王選手権」準優勝)
■チケット
9/1(月)20時より販売&予約受付開始
最前 前売5000円 / 当日5500円
一般 前売4000円 / 当日4500円
【お支払方法】
①当日精算
②事前電子決済(※手数料はお客様負担になります)
・ご予約&チケット販売ページ
・公演HP
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お花やプレゼントについてのご案内
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○お祝い花について○
検討されている方は2025年10月17日(金)24:00までにeiratomatsu@gmail.comまでご連絡下さい。
○プレゼント・お手紙について○
・当公演はプレゼントやお手紙のお渡しが可能です。
・受付スタッフまでお申し出ください。
(安全を考慮しスタッフが確認させて頂きます。生もの、手作りのものについては衛生面の観点から受付不可となりますのでご了承下さいませ)
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◾️公演についてのお問い合わせ
演劇企画 平成.EXE 主宰
藤松 えいら 宛までお願いいたします。
staff
【主宰・制作】藤松えいら
【制作補助・受付】annie
【演出助手】蔵谷日向
【照明】みーや・八木詠子
【音響】水井直樹
【舞台監督】紗乙女つくも
【フライヤー・ビジュアル撮影】みなせ
【広報デザイン・舞台美術】藤松えいら




