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春の花と表彰台

『自由への切符は、アトランダムなfr e ed o m』

  • 執筆者の写真: annie
    annie
  • 10月17日
  • 読了時間: 6分

 

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 メロいって言葉が流行ってるじゃないですか。近年、恋のようなときめきを感じる人だったり仕草だったりに用いられているんですけど。メロメロになるみたいな。じゃあマイメロディはもうそこにあるだけでメロいが大渋滞してヤバいんじゃないかっていうのがぼくの見立てなんですけどどうなんでしょう。


 ya! annieです。本日は日本語で遊ぼのコーナー。今日のところは、ぼくのことを小錦だと思ってくれて構いません。

 で、冒頭の話なんですけど、面白い現象ですよね。発端がどこから来ているのか分かりませんが、SNSという感覚共有システムの発達によって、略語だったり造語だったりみたいなのが共通言語として広まっていく速度が段違いになりましたね。時代が時代なら方言として登録されたでしょうね。メロい。

 こういうのって何となくわかるなぁって感覚が大事かと思います。つまりその前提条件がクリアされればたちまち市民権を得て広辞苑クラスの言葉になってしまうんですよね。みなさんはどうでしょう。ふんわりとした感覚のままに適していそうな言葉を使ったりしますか。ぼくは赤ちゃんのことをアブブって言ったりします。いや、これは共通語か……?

 うーん、かなり何となくで言葉を操っている自覚があるannieですが、エモいだのメロいだのといったムーブメントには至ることはできなさそうですね。こういうのってコミュニケーション能力由来だったりするのかもしれない。理解という共感を得るには対人能力は必須ですよね。ある程度人を信頼する力もいるかも。こう書くとけっこうマトモな人間が当てはまるなぁ。


 若者言葉とも言えるような略語とか造語、個人的には肯定派。言葉なんて伝わればオッケーでしょうというスタンスです。本当に文章畑の人間なのか。略語造語の、言外にある密やかな約束みたいなのって好きなんですよね。通じ合ったときの盛り上がりが、無機質な言葉のやり取りに肉体の鼓動を与えるような感じ。なので昔から自分の小説にも造語をよく登場させていたりします。伝わるか伝わらないかのギリギリを攻めたい。それが伝わったとき読み手はきっとぼくの心音を感じてくれるだろうから。

 いまSNSに蔓延る無数の呟きのなかにもそういうものがあるんでしょう。若さ溢れる彼らはきっと、文字の中に生のやり取りを求めるんでしょう。そうやってムーブメントを引き起こす新言語が生まれて、消費されていく中でその熱は常温になっていくんだ。その流れはもしかしたら文学なのかもしれない。つながりを求めて新しい言葉を生み出す彼らは文芸人だ。とりわけギャルとオタクはいまの大SNS時代において文豪とも呼べるかもしれない。個人的に新言語を生み出す名手が多いような気がする、この二種族。昔は正反対なイメージで反目しあっているような印象でしたが今ってどうなんでしょう。手を取り合っているのかな。好きなものを追いかけるといったところでは近い、といった折衷案的な妥協点で取り合わせやすい種族ですが。でもどっちもメロいって言ってるよな……? やはり和解したのか……?


 今回は、日本語って面白の回でした。言語野を磨いて拡張するってたのしいですよね。詩集とか読むと繊細なアンテナが発達する感じがして、海外ファンタジーを読むと自由度が磨かれる気がして、SNSを見ると何でも挟んでハンバーガーにしちゃおって感覚が養えます。文章って自由だ。ぜひいろんな文章に触れて、気軽に文章で遊んでみてください。秋の夜長に、文字遊びっていうのも良い。

 また次の遊び場でお会いしましょう。


 どすこい!



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annieのnote 小説があります




★団体のお知らせ★


10月に公演があります!!!!!!!!!!!!!!


【公演情報】


演劇企画 平成.EXEvol.5

『M・P・D・G』


■あらすじ


時は平成、200✕年。オタクへの偏見は薄まってきたもののまだまだ肩身の狭い時代。同人サークル『ゆ〜みんつ』の前に美少女ゲームの中から飛び出してきたような魅力的な少女“こいし”が現れる。サークルメンバーのもえひろと“こいし”は徐々に惹かれ合う。


オタクと美少女、正反対の二人の恋の行方は!?


ーーーーーーー


もえひろが死んだ。突然に。


俺たちは“こいし”が怪異になったPCゲーム『魔法学園みらくる〜んα』のヒロイン“小石川恋枝”だと確信し、敵討ちに乗り出す。

とりあえず霊媒師を呼んでお祓いを試みたものの……。

苦戦する俺たちにひょんなことから手を貸したのは、相容れないと思っていた正反対のギャルたちだった。



【劇場】

ラビネスト高田馬場


〒169-0051

東京都新宿区西早稲田3-27-4

第一キャラット河俣 B1F


(交通:東京メトロ副都心線「西早稲田」駅 徒歩3分. JR山手線/東京メトロ東西線「高田馬場」駅 徒歩8分)



■日時

10月24日(金)19時

10月25日(土)13時★・19時

10月26日(日)12時 ・16時


・受付・開場は開演時間の30分前です。

・上演時間は2時間程度を予定しています。


★本編後・スペシャルミニイベント!

出演者VSお客様対抗クイズ大会(約15分)



■脚本・演出

八木 詠子



■出演・全12名


【W主演】

藤松えいら(演劇企画 平成.EXE)

大沢風琴(演劇企画 平成.EXE)

今村真也

山下歩夢(演劇企画 平成.EXE)

蔵谷日向(演劇企画 平成.EXE)

坪倉楓果

龍瑶

刻里優志

澁谷遼平

笹平るる(オフィスTOPICA)

竜ジン太(テアトルRUI)

岩瀬惇希



■協力

・作品テーマ曲制作:かとう 

・小石川恋枝キャラクターデザイン:とうまつ亜種(匿名)

・取材協力:本原一輝(TV東京系 TVチャンピオン「アキバ王選手権」準優勝)



■チケット

9/1(月)20時より販売&予約受付開始


最前 前売5000円 / 当日5500円

一般 前売4000円 / 当日4500円


【お支払方法】

①当日精算

②事前電子決済(※手数料はお客様負担になります)


・ご予約&チケット販売ページ


・公演HP



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お花やプレゼントについてのご案内

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○お祝い花について○


検討されている方は2025年10月17日(金)24:00までにeiratomatsu@gmail.comまでご連絡下さい。


○プレゼント・お手紙について○

・当公演はプレゼントやお手紙のお渡しが可能です。

・受付スタッフまでお申し出ください。

(安全を考慮しスタッフが確認させて頂きます。生もの、手作りのものについては衛生面の観点から受付不可となりますのでご了承下さいませ)


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◾️公演についてのお問い合わせ

演劇企画 平成.EXE 主宰

藤松 えいら 宛までお願いいたします。



staff

【主宰・制作】藤松えいら

【制作補助・受付】annie

【演出助手】蔵谷日向

【照明】みーや・八木詠子

【音響】水井直樹

【舞台監督】紗乙女つくも

【フライヤー・ビジュアル撮影】みなせ

【広報デザイン・舞台美術】藤松えいら

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